最高の思い出

20005年4月1日。
これは俺らZONEファンにとって一生忘れることの出来ない1日になっただろう。
ZONEが解散する日。
そしてZONEメンバーはもちろん、俺らファンには新たな旅立ちの日。


ファイナルということもあって、ファンがいっぱい集まった。
今回が初めて会う人、同じみの人。。。
たくさんいる中でライブの連番になった人はニケさん、アルエ君、わる君。
開演までいつもと変わらずに、ただ話しをして、写真を撮って過ごした。

ZONE FINAL in 武道館

ライブはセットリストの変更がなかった。
その分「今までと同じ。そして、またこれからも…」なんて思ってた。
だから特別“最期の”ってのが実感できなかった。
メンバーの挨拶ではメンバー全員泣いてた。
その時解散なんだと実感できるようになった。


その後は「一緒にいたかった」の披露。
これも今までのライブと同じ流れ。
でも、解散をようやく実感できた俺にとっては全く違う「一緒にいたかった」だった。
今まではの歌詞は「他人と他人の別れ」だったのに対して、
今回は「ZONEとファンの別れ」だったから。
詞の世界が実際に広がっているのを感じた。


「アンコール」ではなく「ZONEコール」
これは本人じゃないのに涙が出てきた。
武道館の1万人が一つになったのを感じれたからなのかもしれない。


そして最後の曲、secret base〜君がくれたもの〜
ZONEが出てくる前に会場は緑一色に染まった。
横一面だけでなく、緑が取り囲んで、揺れていた。
それを見るだけでも幻想的だった。


そんな中ZONEが出てきてMステの中継が入り、一人一人コメントをして演奏し始めた。


これも新鮮だった。
何かか違う…
ただZONEとして最期の曲だからってことなのだろうか?
そんなものじゃない気がするけど、今でも何かわからない。


シクベは最後の伴奏が長い。いつもはこれが好きじゃなかった。
でも今回はその伴奏がいつまでも続いてほしい。
ZONEの最期の曲を終わらせたくない。
なんて思って最後まで必死に聴いていた。


そしてZONEはゆっくりと階段を上り、門の中に入り、スモークで見えなくなっていった。


一本の緑のペンライトが降った。
まるで流れ星のように。すると、流れ星の数はたくさんになった。
流れ星…願いを叶えるもの。
今回ばかりはどうしようもない悲しみがこもった流れ星。
俺もどうしようもない悲しみをこめて流れ星を放った…
当たった人(((;´ー`))ゴゴゴゴメンナサイw

ZONEの姿はステージにないのに、「ZONEコール」が響き始めた。
“解散”と“最期”を一層強く感じさせ、悲しみがこみ上げてくる瞬間だった。
そして拍手があちこちで湧き上がる。
もちろん俺も両手を強く、強く叩いて感謝の気持ちを表現した。


ライブ終了。
席から離れたくなかったけど、俺はすぐに武道館を出たかった。
いつまでも悲しむより、前を向いて新たな一歩を踏み出したかった。
武道館を出る前に
客席を、アリーナ席を、武道館の屋根を、ステージを、全てを目に焼き付けた。


武道館を出て少しすると、アク郎さん、つねさん、しょびちゃんに会った。
そして、アク郎さんとしょびちゃんが抱きついてきた。
強がってこらえていた涙があふれ出した。


結局武道館を出て一番泣いていたのは俺だと思います。