野球を愛する全ての人へ

今回ばかりは日常をただ書くのではなく、
インターネットを駆使して自分の意見を読んでもらいたいと思います。
なので、色々な日記にトラックバックをしてみました。
各日記の管理人様、迷惑なことがありましたら消してもらって結構です。



プロ野球界は改革に乗り出しているところです。
その中に二段モーション撤廃があるのをご存知でしょう。
その理由というのが、
"ワールドシリーズなどの世界基準に合わせて"
だそうです。
確かに野球規則には"二段モーション禁止"ってのが記載されているようです。
そのため二段モーションを撤廃の方向に持っていくことにはなんら反論はありません。


ですが、何年もかけて試行錯誤を繰り返し、やっと手にしたフォーム。それを
「来年からはそのフォームを禁止する」
そんなこと言われて、やすやすと受け入れられるはずがありません。
ソフトバンク斉藤和巳
阪神藤川球児
横浜・三浦大輔
楽天岩隈久志
ヤクルト・石井弘寿

あげればたくさんの一流投手が顔を並べます。
その投手達からフォームを奪うことは選手生命にも関わってくることです。
なので急に二段モーション撤廃することには反対です。



ここで大リーグの話をします。
大リーグでも過去に二段モーションの選手がいた時期があったそうです。
その時の改革は、
現ニ段モーション選手は引退までそのフォームを続けることができる。
それ以外の選手にはニ段モーションのフォームに変えない。

と、したそうです。
そうすれば年々ニ段モーション選手は減っていき、
最終的に大リーグから姿を消すことになります。


日本もこれを真似すればいいのではないかと、僕は思うのです。
前に述べたとおり、一流選手の選手生命に関わります。
そのうえ一流選手が一度に最前線から姿を消すということは
チームにも影響してくるはずです。
そうなれば、チームの成績、球場の観客動員数…
あらゆるところで不具合が生じることでしょう。
世界基準も考えると、
五輪などの国別ならニ段モーション選手の召集を禁止。
アジアシリーズなどのチーム別ならニ段モーション選手の起用禁止。
どちらも戦力低下は否めませんが、
ニ段モーション自体を撤廃するよりはだいぶマシだと思います。






しかしニ段モーション撤廃に留まらず、
松坂のワインドアップ時の一瞬静止や、
上原の軸足の一瞬の静止(静止というほどでもない気がしますが)…
などの細かなところまで規制の対象になっています。
"投球モーションに入ったら、一連の動作を止めてはいけない。"
これも野球規約には記載されていますが、
一瞬の静止まで規制することはないと思います。


一瞬の静止の重要性を話しましょう。
一瞬の静止をすることによって、球の球威が格段にあがるそうです。
それを一瞬の静止でなく"タメ"とも言うらしいです。
タメを作ることによって、筋肉を最大限に使える。
と、本に書いてあったのを覚えています。
また、打者のタイミングを少しでも外す。
ってことも少しはあると思います。



これまで規制の対象になった場合、
8、9割の投手がフォーム修正を求められるそうです。
この人数はほとんどの投手がそのタメを利用して、打ち取る努力をしている証拠です。
この規制がやりすぎなことぐらい、当てはまる投手の数から言ってもわかるはずです。
これもチームの成績、球場の観客動員数…
などで不具合が生じることは避けられません。
打者が有利になりすぎて、新たな記録がドンドンでるかもしれませんね。
一体どこまで投手を不利にするつもりでしょう。


ところでここまで厳しくする理由は何なんでしょうね?
世界基準。
もしそうなら、大リーグの投手をみればわかることです。
大リーグには詳しくありませんが、タメを利用する投手はたくさんいます。
横浜からマリナーズに移籍した、佐々木主浩
彼もまたそのタメを利用して、大成功を収めた投手なのです。





ニ段モーションをなくし、タメをなくす。
それぞれの個性が失われてしまいます。


小さい頃は特徴ある人のフォームに興味を持ったり、真似たりしたでしょう。
そんなことから野球を始める子がいるかもしれません。
その個性で、人気になる選手だってたくさんいます。
それが今後減ると思うと悲しいです。
ニ段モーションの件はしょうがないと思いますが、
タメまで規制することはないと思います。



もう一度、このことについて話し合いが近々あるみたいです。
その時によりよい案がでることを願ってます。